脳動静脈奇形は原因不明の病気となっているため、具体的な治療法に関しても確実と言えるものはないのです。ただ、昔と違って今は色々な方法で治療が行われているので、絶対とまではいかなくても症状を大幅に改善させることは可能なのです。

基本的な治療方法は3つに分類される

脳動静脈奇形の基本的な治療方法は、3つに分類することができます。1つは開頭手術で、頭蓋骨の一部分を開いて摘出を行うわけです。症状の程度や部位によって手術を行うかどうか判断されることになります。2つ目は放射線治療で、ガンマナイフを用いて奇形を閉塞させることになります。特に、手術が難しい箇所に関しては、非常に効果のある治療法となっています。

そして3つ目は、カテーテルによって塞栓術を行う治療法がありあす。非常に細い管を血管に通し、それを病気を引き起こしている入口部分まで持っていくのです。そこで塞栓することによって、血液が送られない状態にできることから、脳内出血などのリスクを抑えられるのです。開頭手術と比べると身体への負担がかなり少ないので、積極的に取り入れている医療機関も多いです。

ただ、あくまでこれらの治療で絶対に完治できるわけではないことは、しっかりと覚えておくようにしましょう。

早期発見が完治する可能性を高めてくれる

絶対的な治療法がない脳動静脈奇形ですが、やはり早い段階で発見することができれば、それだけ完治する可能性が高くなるのです。なぜなら、年齢を重ねれば重ねるほど、どんどん奇形部分が大きくなると言われているので、発見が遅れてしまうと完治するのが非常に困難になってしまうのです。

もし一時的に改善することができたとしても、またすぐに再発してしまう可能性がありますから、それこそ不治の病になってしまいかねないのです。でも、大きくなる前に早期発見することができれば、上記のような治療法でほぼ完治できるかもしれないわけですから、とにかく少しでも早く見つけることが大切なのです。

普段から脳検査をしっかりと受けたり、少しでも頭に異常を感じたり精密検査をしてもらうなどして、発見を遅らせないよう努めるようにしましょう。他の健康状態を確認する意味も込めて、定期検査を受けることは大切なのです。